今回ご紹介するのは「土佐はちきん地鶏」です。土佐はちきん地鶏は、土佐という名前にもある通り高知県で飼育されている地鶏です。なんと高知県の土佐は鶏大国ともいわれており、主な日本鶏34品種のうち高知県が原産の鶏が8品種を占めています。そんな鶏大国で開発・飼育されている土佐はちきん地鶏についてご紹介してきます。

土佐はちきん地鶏

まずは土佐はちきん地鶏という名前の由来ですが、「はちきん」とは、元気・綺麗・働き者などの意味が込められた土佐の女性のはつらつさを表現する方言です。土佐の地名にこの「はちきん」という言葉がつき名付けられましたが、名前の通り、土佐はちきん地鶏は元気な地鶏で引き締まった肉質であることが特徴といえます。


土佐はちきん地鶏は2005年に開発された地鶏です。土佐の地鶏である「土佐九斤」と坂本龍馬も好んで食べていたといわれる「大軍鶏」を交配させて生まれた雄に白色プリマスロックの雌を交配させることで「土佐はちきん地鶏」が生まれます。


飼育環境は、平飼いで1㎡あたり8羽までなので鶏たちがストレスなく過ごすことができます。広すぎても狭すぎても鶏にとってよくない環境となってしまいますが、8羽というバランス良く過ごしやすい環境で飼育されています。

土佐はちきん地鶏の味わい

土佐はちきん地鶏の味わいの特徴は、脂肪が少なくヘルシーで、適度な歯ごたえがあることです。また冷凍・解答してもドリップ（肉汁漏出）が少なく、アミノ酸などの旨み成分が失われにくいことも特徴です。土佐はちきん地鶏は広い環境で適度な運動をしながら育てられているため、肉質が引き締まっていて、噛むほどに旨みを感じることができます。


雑味のない味なので、和洋中、料理のジャンルを問わず幅広い料理に合いますが、鶏本来の旨みを味わうために、シンプルな調理方法がおすすめです。

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